血糖値とヘモグロビンA1cの違い

血糖値の状態を考える上では、「ヘモグロビンA1c」の指標に注目することが大切です。血液検査などを行えば、この数値が出てくると思います。血液検査では「HbA1c」という表記になっていると思います。

 

ヘモグロビンが血液中のブドウ糖と結合した一部がヘモグロビンA1cと呼ばれるもので、この値が多いということはイコール血液中に余分なブドウ糖が多いということ、つまり高血糖の状態だということになります。

 

ヘモグロビンA1cが指標として有効なのは、過去1〜2ヶ月の血糖の状態が反映されるということです。血糖値は短い期間での上がり下がりが大きいですが、ヘモグロビンA1cであればそれほど変化はありません。

 

もしも、血糖値は下がっていて、HbA1cの値は上がっているという検査結果が出るなら、それはたまたま血糖値の値が低かっただけと考えることができます。

 

基本的にこの一ヶ月程度は血糖値は高いペースを維持していたと考えるわけです。HbA1cの値が5.4-5.9%以上になっている人は、糖尿病のリスクがあるとして専門的な治療を勧められます。

 

このレベルになると食事療法だけでは難しい場合もありますから、早めに医療機関を受診するようにしましょう。HbA1cの値が8.0以上になると、糖尿病が進行して合併症も出る可能性が高くなります。

 

危険なのは、こういったHbA1cの値が高く、その期間が半年以上続いている状態です。高齢者の場合は糖代謝やインスリンの分泌、反応が衰えているためにそういったケースも多いのですが、70歳未満でそのような状態が続いて要るならきわめて状況は深刻です。